「マクドナルドのロゴマークのM。もちろん、McDonald’s(マクドナルド)の頭文字ですよね?」
ほとんどの人がそう答えるでしょう。しかし、長年にわたり語り継がれてきた、ある衝撃的な雑学をご存知でしょうか?それは、あのアイコニックなゴールデンアーチは、「M」という文字を象徴しているわけではなく、実は別のものとしてデザインされたというものです。
今回の記事では、この都市伝説のような雑学を深掘りし、マクドナルドのロゴが持つ、知られざるデザインの秘密とその心理的な効果について徹底解説します。
ロゴが生まれたのは1950年代!そのルーツは「建物」にあった
現在のマクドナルドのロゴの原型が誕生したのは、1950年代半ばのことです。
この時代、マクドナルドの店舗は、一貫したスピードと効率を追求した画期的なデザインを採用していました。そして、その建物の両端に設置されていた巨大な「黄色いアーチ」こそが、現在のロゴのルーツなのです。
このアーチは、遠くからでも目立つように設計されており、「速い食事」を提供する新しい時代のドライブインであることをドライバーにアピールする、強力な視覚的シンボルでした。夜になるとライトアップされ、その輝きから「ゴールデンアーチ(The Golden Arches)」という愛称で親しまれるようになります。
つまり、あの「M」のように見える形は、アルファベットの「M」をデザインしたものではなく、二つの建物のアーチを組み合わせたものを抽象的に表現したものだった、というわけです!この雑学は、ロゴの起源を知る上で非常に興味深い点ですね。
ロゴを巡る「心理学的な」裏話
さらにこのゴールデンアーチのロゴを巡っては、1960年代に心理的な側面から、ロゴの変更を検討する動きがあったという、驚くべき裏話があります。
1960年代初頭、マクドナルドはモダンなデザインへの変更を検討していました。しかし、デザインコンサルタントのルイス・チェスキン氏が、このゴールデンアーチを維持するよう強く主張したのです。
彼の主張は、このアーチが持つ「無意識的な意味合い」にありました。彼は、ゴールデンアーチの曲線的な形が、「母性の胸」を連想させ、人々にとって「安心感」や「飢えを満たす場所」といったポジティブな感情を呼び起こす効果があると考えたのです。
チェスキン氏のこの分析がどこまで真実かは議論の余地がありますが、彼の助言によってゴールデンアーチはそのまま残り、時代を超えて世界で最も認知されるブランドロゴの一つとして定着しました。もしあの時ロゴが変更されていたら、今のマクドナルドの成功はなかったかもしれません。
まとめ:MはMであると同時にMではない
今日の雑学をまとめると、マクドナルドのロゴは、以下の二つの側面から捉えることができます。
- デザインの起源: 始まりは、店舗の建物そのものに設置された二つのアーチであり、アルファベットの「M」として設計されたわけではない。
- 現在の意味: しかし、現在はMcDonald’sの頭文字Mとして世界中に認識されており、事実上「M」としての役割を担っている。
このゴールデンアーチは、単なる頭文字ではなく、マクドナルドの歴史、建築デザイン、そして消費者の心理が複雑に絡み合って生まれた、深みのあるシンボルなのです。
次にマクドナルドの店舗を見かけた際は、あのMのロゴが実は二つのアーチから生まれたものだと想像しながら、そのデザインの奥深さを感じてみてください。


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