ローマ帝国が滅びたのは、〇〇〇のせい?

ルーツ

便利だということで、様々な分野で使っていたものが、実はとんでもなく害を及ぼすものだったということがありますよね。その代表的な物に「鉛」があります。

今でこそ、鉛が血管や腸管の痛み、神経麻痺、精神錯乱などを起こす恐ろしい毒性のあるものだと知られていますが、江戸時代から明治時代にかけて、おしろいには鉛白という鉛が使われていました。

そのため、厚化粧をする役者さんや、女性に鉛中毒が絶えなかったと言われています。

それでもずっと使われていたのは、鉛があまりにも身近な物だったからだと思います。

鉛白については、紀元前4000年から、エジプトで塗装用に使われていたほどです。それがまさかとんでもなく毒性が強いとは思わなかったのでしょう。

かつて、地中海沿岸に強大な勢力を誇ったローマ帝国も、この鉛が原因で滅んだのではないかとも言われています。

ローマ帝国では、化粧品だけではなく、食器や杯、上下水道や浴場のパイプなど、あらゆるところに鉛を使っていました。そのせいか、鉛を口にする機会の多い上流階級に、流産や死産が多かったと言われています。

また、ローマ皇帝達は、鉛のジョッキでワインを飲むことが多く、それによって歴代皇帝のほとんどが中毒による精神異常をきたしていたとも言われています。それによって、ローマ帝国は滅んだと考えている人もいるほどです。

実際のところ、ローマ帝国が滅んだのは、鉛中毒だけではないかもしれませんが、それほど鉛の毒性って怖いものなんですね。



Comments

Copied title and URL