食べ物には「旬」の時期ってありますよね。最近では、キュウリやナス、トマトなど、本来夏野菜であるはずの野菜が年中売られていて、全く季節感がない物もたくさんありますが…。それでも、今のような時期になると、クリやイモなどがおいしい時期ですよね。
そんな食べ物の「旬」の話。
小説『五重塔』で知られる明治の小説家、幸田露伴の逸話をご紹介したいと思います。
幸田露伴は味覚に非常に敏感な方だったそうで、お酒を飲むのは、いつもお気に入りの板前がいる見せだったそうです。
四月の終わり頃のこと、そんな店で一杯やっているとカツオの刺身が出てきたそうです。そのカツオを見て、これは半月早くないかと板前に言うように仲居さんに告げたそうです。
慌てて謝りにやってきた板前さんに、「いくら初物か知らないが、旬がじゃなくちゃいけない。」ということを言ったというのです。
初物を出すのは、まずいものを食わせるだけで料理じゃない。料理じゃないものを客に出すのは失礼だという理屈なんですね。
食べ物は初物よりも旬が大事ということです。
私なんか、初物と聞いただけで喜んで食べちゃいますが、舌が肥えた美食家の人達は、感覚がちょっと違うんですね。
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