コーヒーを頼むとき、「カフェ・オ・レ」「カフェ・ラッテ」「カプチーノ」…どれもミルクが入っていて似ているけれど、一体何が違うの?と疑問に思ったことはありませんか? 実はこれら3つのドリンクには、それぞれ明確な違いと、国や文化に根ざした面白い背景があるんです。
この記事では、この3種類のコーヒーの違いを深掘りし、あなたのコーヒータイムをさらに豊かにする雑学をたっぷりご紹介します。これを読めば、もう注文時に迷うことはありません!
1.決定的違いは「コーヒーの種類」と「発祥国」
まず、最も大きな違いは使用するコーヒーの種類と発祥国です。
| ドリンク名 | 発祥国 | ベースのコーヒー | ミルクの状態 |
|---|---|---|---|
| カフェ・オ・レ | フランス | ドリップコーヒー(深煎り) | 温めたミルク |
| カフェ・ラッテ | イタリア | エスプレッソ | スチームドミルク+少量のフォームミルク |
| カプチーノ | イタリア | エスプレッソ |
カフェ・オ・レ(Café au lait)はフランス語で「コーヒーとミルク」を意味し、ドリップ抽出した濃いコーヒーと温めたミルクをほぼ1:1で合わせるのが基本です。家庭的な味わいで、フランスでは朝食に大きなボウルでたっぷり飲む習慣もあります。
一方、カフェ・ラッテ(Caffè Latte)とカプチーノ(Cappuccino)はイタリア発祥で、イタリア語でミルクを意味する「ラッテ」が入っている通り、ベースにはエスプレッソを使います。エスプレッソとは、極めて短時間で高圧抽出したコーヒーのことで、濃厚な味わいが特徴です。
2.カフェ・ラッテとカプチーノの違いは「ミルクの泡」!
どちらもエスプレッソがベースですが、この2つの違いを決めるのは「ミルクの泡」です。
カフェ・ラッテ:なめらかでミルクの甘さを堪能
カフェ・ラッテは、エスプレッソにスチームドミルク(蒸気で温められたミルク)をたっぷり注ぎ、表面にごく薄いフォームミルク(泡立てたミルク)をのせます。ミルクの量が多いため、エスプレッソの苦味がまろやかになり、ミルクの自然な甘さを強く感じられるのが特徴です。滑らかな口当たりで、ラテアートの美しさも楽しめます。
カプチーノ:泡が決め手!コーヒーの風味も楽しめる
カプチーノは、エスプレッソにスチームドミルクを注いだ後、カフェ・ラッテよりもずっと厚いフォームミルクをのせます。理想的な比率はエスプレッソ・スチームドミルク・フォームミルクが1:1:1とされることもあり、厚い泡がコーヒーの温度を保ち、口当たりを優しくします。泡の層がある分、エスプレッソの風味がカフェ・ラッテよりもしっかり感じられるビターな味わいです。
3.雑学:名前の由来と文化
これらの名前には、面白い由来があります。
- カフェ・ラッテ:イタリア語でそのまま「コーヒー(Caffè)とミルク(Latte)」の意味。
- カフェ・オ・レ:フランス語の「Café au lait」は、「ミルク入りの(au lait)コーヒー(Café)」という意味。
- カプチーノ:これは、フランシスコ会カプチン修道会の修道士が着ていたフード付きのローブ(カプッチョ)の色や形に、泡が乗ったコーヒーの色が似ていたことから名付けられたという説が有名です。
これらの違いを知ることで、あなたはもう「なんとなく」でコーヒーを選ぶことはありません。その日の気分や、飲みたい味の濃さに合わせて、ドリップベースのカフェ・オ・レ、ミルク感が強いカフェ・ラッテ、泡とエスプレッソのバランスを楽しむカプチーノを飲み分けてみてください。
さあ、次はどのコーヒーで至福のひとときを過ごしますか?


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