こんにゃくを食べる際、表面や内部に見られる小さな黒い粒。これはいったい何なのか、気になったことはありませんか?食べても問題ないのか、体に良いものなのか、その正体を知ることで、こんにゃくをさらに美味しく、安心して楽しむことができます。
🔍黒い粒の正体は?実は2パターンある!
こんにゃくの黒い粒には、大きく分けて2つのパターンがあります。
1. 精粉こんにゃくの場合:「海藻粉末」
現在、スーパーなどで一般的に見かけることが多い「精粉(せいこ)こんにゃく」の黒い粒の正体は、ほとんどの場合海藻の粉末です。
使用されるのは、アラメ、カジメ、ヒジキといった海藻を乾燥させて粉にしたもの。原材料表示には「海藻粉末」と記載されています。
なぜ海藻を入れるのか?
元々、江戸時代にこんにゃく芋を精製したこんにゃく粉(精粉)が作られるようになりました。この精粉で作ると、こんにゃくは白い色になります。
しかし、それ以前は生のこんにゃく芋を皮ごとすり潰して作っていたため、こんにゃくは灰色がかった黒っぽい色をしており、人々は「こんにゃくは黒いもの」という認識が強かったのです。
そこで、白いこんにゃくよりも馴染み深い黒っぽい色にするため、色付けとして海藻粉末が使われるようになりました。この海藻粉末が、あの黒い粒々となって残っているのです。
このため、白いこんにゃくと黒いこんにゃくは、基本的に海藻粉末が入っているかいないかの違いだけで、味や栄養価に大きな差はありません。
2. 生芋こんにゃくの場合:「こんにゃく芋の皮」
一方、「生芋(なまいも)こんにゃく」と呼ばれる、生のこんにゃく芋を皮ごとすり潰して作る昔ながらのこんにゃくの場合、黒い粒の正体はこんにゃく芋の皮です。
生芋こんにゃくは、精粉こんにゃくにはない芋本来の風味や、皮由来の独特の食感が楽しめます。
💡こんにゃくの色の秘密と歴史
こんにゃくの色が黒っぽいものと白いものがあるのは、製造方法の進化と人々の嗜好が関係しています。
- 昔(生芋使用): 皮ごと使うため、自然な灰色~黒っぽい色。
- 精粉の発明後: 皮が除かれるため、自然な白い色に。
- 現代(精粉使用の黒こんにゃく): 白いこんにゃくに海藻粉末を加えて昔ながらの黒っぽい色を再現。
つまり、現在の白いこんにゃくこそが、海藻で色付けされていない「本来の色」なのです。
🌿黒い粒は体に良いの?
海藻粉末もこんにゃく芋の皮も、どちらも天然の素材であり、食べても全く問題ありません。特に海藻は、食物繊維やミネラルを含んでおり、こんにゃく本来の食物繊維(グルコマンナン)と合わせて、健康に良い効果が期待できます。
🛒まとめ:選ぶ際のポイント
こんにゃくの黒い粒は、「海藻粉末」か「こんにゃく芋の皮」という天然由来の安全なものです。
- 色と粒がある: 海藻粉末入りの精粉こんにゃく、または生芋こんにゃく。
- 色が白い: 海藻粉末を加えていない精粉こんにゃく。
パッケージの原材料欄をチェックして、好みのこんにゃくを選んでみてください。こんにゃくは低カロリーで食物繊維が豊富。ダイエットや腸活にもぴったりの食材です。


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