人間にとっても動物にとっても植物にとっても酸素は絶対必要な気体ですよね。酸素が無ければ生きていけません。高い山に登る時には酸素ボンベを用意していきますし、水中で呼吸を止めていられるのは、せいぜい数分。水中に棲む魚も、エラを使って酸素を取り込んでいます。
しかし、この地球上には、酸素を必要としない生物も存在するのです。それが、嫌気性細菌(けんきせいさいきん)と呼ばれる菌。嫌気性細菌は、食中毒を引き起こしたり破傷風を引き起こしたりする菌、あるいは腸内菌などで、割と身近にいる細菌です。
なぜ嫌気性細菌は酸素を必要としないかと言うと、酸素は元々有毒元素だからということが言えます。
空気中の酸素ガスは、物を燃やしたり鉄を錆びつかせたりと活発な反応をする物質です。酸素が他の化合物と反応してできる過酸化水素水やスーパーオキシトシンなどは、強烈な化学反応を起こすので、薄めて滅菌剤として使われているほどです。
有機物によってつくられている生物にとって、酸素は体を酸化させ、機能を失わせてしまう恐ろしい物質なのです。
最近レベルになると、酸素も恐ろしい物質になってしまうのですね。


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