「今の会社を辞めたいけれど、辞める勇気が出ない……」
「転職して後悔したらどうしよう?」
そんな不安を抱えて、毎日をやり過ごしていませんか?かつての私もそうでした。日曜の夜には吐き気がし、月曜の朝は「あと何十年、この生活を続けるのか」と絶望する日々。
しかし、意を決して退職・転職した今、断言できることがあります。それは、「あの時、勇気を出して辞めて本当によかった」ということです。
この記事では、私が会社を辞めて実感した「幸せな瞬間」と、退職を決断するためのヒントをお伝えします。この記事を読み終える頃には、あなたの心の中にある「重荷」を少し軽くできるはずです。
1. 日曜の夜に「絶望」しなくなった
退職して一番最初に感じた変化は、メンタルの安定でした。
以前の私は、典型的な「サザエさん症候群」。日曜日の夕方になると、翌日の会議や溜まったメール、苦手な上司の顔が浮かび、動悸がして夜も眠れませんでした。月曜日の朝は、重い体に鞭を打って、死んだ魚のような目で満員電車に揺られていたのです。
しかし、自分に合った環境へ移ってからは、「日曜の夜が怖くない」という当たり前の幸せを噛みしめています。
もちろん仕事ですから、大変なことはあります。でも、「明日からまた、自分のやるべきことに取り組もう」とフラットな気持ちでいられる。この精神的平穏は、何物にも代えがたい宝物です。
2. 慢性的な体調不良と肌荒れが消えた
「ストレスは万病の元」と言いますが、これは本当でした。
会社を辞める前、私は常に以下のような不調を抱えていました。
- 毎日続く原因不明の頭痛
- 休日も取れないほどの肩こり
- 吹き出物が絶えない肌荒れ
当時は「忙しいから仕方ない」「年齢のせいかな」と諦めていましたが、会社を辞めて数週間で、これらの症状が驚くほどスッと消えていったのです。
睡眠の質が上がり、朝までぐっすり眠れる。鏡を見たときに、自分の表情が以前よりずっと明るいことに気づいた瞬間、「自分は思っていた以上に、環境からダメージを受けていたんだな」と痛感しました。体が発するサインを無視してはいけない、と心から思えた瞬間です。
3. 「自分のスキル」を客観視できるようになった
一つの会社に長くいると、「この会社でしか通用しない人間になってしまうのでは?」という恐怖に襲われることがあります。社内独自のルール、人間関係の根回し……。それらが得意になっても、一歩外に出れば無価値なのではないかと不安でした。
しかし、転職活動を通じて、そして新しい職場に入って気づいたのは、「自分の経験は、場所を変えれば強みになる」ということです。
前の職場では当たり前すぎて評価されなかったスキルが、新しい環境では「そんなこともできるんですか!」と驚かれ、感謝される。この経験は、ボロボロだった私の自己肯定感を大きく回復させてくれました。
「自分を評価してくれない場所」で消耗するのではなく、「自分を必要としてくれる場所」を選ぶ。その選択権は、常に自分が持っているのです。
4. 家族や友人との時間に「心」が戻ってきた
以前の私は、せっかくの休日もスマホを手放せず、仕事の連絡を気にしてばかり。家族と食事をしていても、心の中は「月曜日のプレゼン」のことでいっぱいで、会話も上の空でした。
辞めてよかったと思えたのは、大切な人の話を、心から集中して聞けるようになった時です。
仕事のプレッシャーに支配されず、目の前の美味しい料理を楽しみ、大切な人の笑顔に笑い返す。仕事は人生を豊かにするための手段であって、人生そのものを浸食していいものではありません。「大切な人を大切にする余裕」を取り戻せたことが、退職して得た最大の収穫かもしれません。
5. 無駄な「社内政治」から解放された
「誰が誰と派閥を組んでいるか」「誰を立てれば話がスムーズに通るか」……。
そんな、本質的ではない「社内政治」にエネルギーを使い果たす毎日に、私は疲れ切っていました。
新しい環境では、成果や顧客の幸福にフォーカスした働き方ができています。「誰かの顔色を伺うために仕事をする」のではなく、「目的のために仕事をする」。
このシンプルな構造に変わっただけで、仕事の効率は劇的に上がりました。無駄な忖度(そんたく)にリソースを割かなくていい環境がいかに快適か、辞めてみて初めて気づくことができました。
退職を決断できた「たった一つの決め手」
ここまで読んで、「自分も辞めたいけれど、まだ怖い」と思っている方も多いでしょう。私が最終的に退職を決めたのは、ある質問を自分に投げかけたからです。
「このままこの場所で3年経ったとき、私は笑っているだろうか?」
答えはノーでした。3年後の自分が、さらに疲れ果て、後悔している姿しか想像できなかったのです。
「石の上にも三年」という言葉がありますが、それは「成長できる環境」にいる場合の話です。もし今の場所が、あなたの心や体を削るだけの場所なら、その3年はあまりにもったいない。
辞める前にやっておいてよかったこと
勢いで辞めるのも一つの手ですが、少しの準備が安心材料になります。私がやってよかったのは以下の3点です。
- 転職サイトに登録し、求人を眺める:「外の世界には、いくらでも仕事がある」と知るだけで、今の会社への依存心が減ります。
- 3ヶ月分の生活費を確保する:経済的な余裕は、心の余裕に直結します。
- 自分の「嫌なこと」を書き出す:次はどんな環境に行きたいかを明確にするため、今の不満を言語化しておきました。
まとめ:あなたの人生の主導権を取り戻そう
「会社を辞める」ことは、決して逃げではありません。それは、自分の人生を自分の手に取り戻すための「前向きな決断」です。
私が「辞めてよかった」と思えた瞬間の共通点は、すべて「自分自身の心地よさを優先できるようになったこと」でした。
もしあなたが今、限界を感じているのなら、どうかその直感を信じてください。一歩外に踏み出せば、そこには想像以上に広くて、自由な世界が待っています。
次は、あなたが「あの時辞めてよかった」と笑って話せる番です。

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