動物の世界を見てみると、食べる側も食べられる側も、実に巧妙に敵を欺いて生き延びようとしていますよね。保護色になって気配を消し、獲物に近づく肉食動物、あるいは、大きな群れをなして行動し、肉食動物に食べられないようにしようとする草食動物。
しかし、そんな中で、シマウマの白黒はとても目立つように感じます。まるで、ここにいますよと言っているかのように目立ってしまうと思うのですが、いかがなものでしょう?
シマウマのシマが目立つと感じるのは、実は人間の感覚の問題で、シマウマの縞模様は、保護色としてとても有効な色なんです。
シマウマは棲息しているアフリカのサバンナ地帯は、広くなだらかな丘陵の随所に、灌木(背の低い木)の茂みや背の高いくさむらがあります。そして、強烈な太陽。ギラギラと照り付ける太陽の光は、風景から色彩を奪ってしまうかのようです。
そんな環境では、遠くからシマウマを見た時、シマウマの縞模様は、群れが大きくなればなるほど灌木林やくさむらのように見えてきます。
すっかり風景と同化した様子は、どこにシマウマがいるか分からないほどだそうです。
肉食動物が、最初に獲物を見る時に、遠くから見る習性を逆手にとってうまく身を守っている例と消えるでしょう。
ちなみに、シマウマの縞模様は、体温を下げる効果もあると言われています。黒い部分は白い部分よりも熱が吸収しやすく、黒い部分と白い部分で気流が異なり小さな空気の渦ができることで、体温の上昇を防ぐ効果があると言われています。
同じ地域に生息する縞のない哺乳類と比較すると、縞が多いシマウマの体温は3℃も低かったという実験結果もあります。
もう一つ、シマウマの縞模様は、虫の視覚を混乱させる効果があり、虫がとまりにくくなるという説もあります。
保護色、体温を下げる効果、虫を寄せ付けない効果とシマウマの縞模様には、いろいろな意味があるのですね。
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